『きみが死んだあとで』書籍出版記念上映会
-“あの時代”が残したもの―

開催日

2021年7月24日(土)・25(日)


時間

10:00~13:30 本編上映(映画の途中で小休憩あり)
13:30~13:40 休憩
13:40~14:40 トークショー


トークショー

7/24(土)上映後トークショー予定
登壇者:水戸喜世子さん(本作出演)、代島治彦監督

7/25(日)上映後トークショー予定
登壇者:内田 樹さん、代島治彦監督


上映作品

きみが死んだあとで
(2021年 / 日本 / 200分 / ノンデライコ 配給)
すべては「第一次羽田闘争=きみの死」からはじまった
青春だけが武器だった、あの“異常に発熱した時代”は何だったのか
1967年10月8日。佐藤栄作内閣総理大臣(当時)の南ベトナム訪問阻止を図った「三派全学連」を主体とする第一次羽田闘争は、その後過激化する学生運動の端緒となる事件だった。はじめてヘルメットやゲバ棒で武装した学生は羽田空港に通ずる弁天橋で機動隊と激突。そのなかで一人の若者が殺された。山﨑博昭、18歳。機動隊に頭部を乱打されたためか、装甲車に轢かれたためか、死因は諸説あるが、彼の死は同世代の若者に大きな衝撃を与えた。 あれから約半世紀。亡くなった山﨑博昭の高校の同級生たちや当時の運動の中心だった者たちは齢を重ね、山﨑だけが18歳のままだ。生き残った総勢14人が語り継ぐのは美しく輝く青春とその後の悔恨。闘争の勢いとその衰退も振り返りながら、さまざまな記憶と感情が交錯する。青春だけが武器だった、あの“異常に発熱した時代”は何だったのか。「きみの死」はまだ終わっていない。半世紀を経てもなお、その宿題は続いているのだ。

“歴史と記憶のはざま”が浮かび上がる
生き残った者のナラティブ(語り)で織り上げた長大なタペストリー

上・下巻合わせて3時間20分の大長編にまとめきった代島治彦監督は、『三里塚に生きる』『三里塚のイカロス』に続いて“異常に発熱した時代”に三度組み合った。インタビュー中心のストイックな構成は、“歴史と記憶のはざま”を浮き彫りにし、ナラティブ(語り)によって織り上げられたタペストリーのようだ。音楽・大友良英が作曲したフリージャズをベースにしたアナーキーな主題曲が重なり、時代の狂気と美しい記憶が混然一体となって押し寄せてくる。代島も大友も学生運動が熱を失った後の「しらけ世代」。権力と闘い、革命を叫んだ「全共闘世代」への愛憎を忍ばせながら、 彼らの歴史的功罪を問う重厚なドキュメンタリーが誕生した。
製作・監督・編集:代島 治彦
撮影:加藤 孝信
音楽:大友 良英
公式サイトhttp://kimiga-sinda-atode.com/

料金

料金
一般2,500円
シニア2,000円
専門・大学生2,000円
高校生以下1,800円
会員1,800円
夫婦50割引4,000円
淀川区民割引2,000円
障がい者割引1,800円
※他館提携割引適用外
※劇場招待券・サポート鑑賞券・ミニシアターエイド未来チケットは使用不可