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子供たちの涙
(2014年/日本・オランダ/49分)
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- 戦後七十年
日本人さえも知らなかった戦争の落とし子たちの悲劇 - 父に会うことは叶わなくても
せめて知ってほしい涙の真実を第二次世界大戦中のインドネシア*で、軍人・軍属の日本人男性とインドネシア系オランダ人女性の間に生まれた混血の子たち。終戦後、父が日本に引き揚げ、母の国オランダへ渡った彼らは「敵国の子」と蔑まれた。自分は何者なのか、望まれて生まれてきたのか……。その答えを知るためにも、日本にいる父にひと目会いたい想いが募った。
一人の日本人元兵士が協力を名乗り出た。彼の元に寄せられた父親探しの依頼状は、百通を越えた。実際には、その何倍もの涙の物語があったことだろう。時は残酷にも流れ、戦後七十年、かつての子供たちもすっかり年老いた。その大半は、父が日本人であること以上は何も知らされないまま……。日本人すらも知らなかった、終わらない戦後を追った渾身のドキュメンタリー。
IMA国際映画賞2014 短編ドキュメンタリー部門金賞受賞
* インドネシアは、1602年のオランダ東インド会社設立を機に、長らくオランダの占領下にあり「オランダ領東インド(蘭印)」と呼ばれていた。1941年12月8日、日本は太平洋戦争に突入。3ヶ月後、蘭印軍は日本軍に無条件降伏。以降、1945年8月15日の終戦まで、日本占領下にあった。その後、オランダとの独立戦争を経て、1950年インドネシア共和国となる。 - 予告編
- https://youtu.be/wJMgCB9dImc
- 公式サイト
- childrenstears.net
- https://www.facebook.com/childrenstearsinfo
- スタッフ
- 監督・脚本・編集:砂田有紀
- 同時上映
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『兵隊だったおじいちゃんへ』Dear Grandfather, I am in England
(2003年/英国/28分)第二次世界大戦下、ビルマで英国兵と戦った祖父の影を追い、孫が英国へ飛び立つ…。日英双元兵士の話を通して、激戦地と言われたビルマ戦場での双方の苦しみが次第に明らかになっていく。
元陸軍主計中尉であり、その半生を英国兵との和解の活動に捧げた故平久保正男氏(OBE 英帝国殊勲章四級受賞)の真っ直ぐな想いが胸を打つ。
第3回帝国戦争博物館短編映画祭(英国)ベストドキュメンタリー賞受賞監督・脚本・編集:砂田有紀
- 上映日程
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8/15(土)~8/21(金) 11:30~12:52 8/22(土)~8/28(金) 12:00~13:22 ※2作品合計の上映時間です。
「子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~」(49分)
「兵隊だったおじいちゃんへ」(28分) - 料金
- 一般:1,300円
シニア:1,100円
専門・大学生:1,100円
中学生・高校生:800円
小学生以下:700円
シアターセブン会員:1,000円■各種割引サービスについては→こちら
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