〈森の映画社 全国上映キャラバン in 大阪〉
『琉球弧を戦場にするな!』
『気候変動とたたかう先住民』
映像レポート&トーク

開催日

2023年9月18日(月・祝)


プログラム

※①②は入替制・別料金となります。
※開場時間は各回とも10分前です


①10:30『琉球弧を戦場にするな!』
 ★与那国島、石垣島、宮古島の最新映像レポート+藤本幸久監督のトーク

②14:00『気候変動とたたかう先住民』
 ★アメリカ、カナダ、アラスカの現地映像レポート+影山あさ子監督のトーク


参加費

当日券:1プログラム 1,000円
※劇場招待券使用不可/年間パスポート使用不可
※事前販売・予約は受け付けておりません。イベント当日に劇場窓口にてご購入ください


イベント内容

①10:30『琉球弧を戦場にするな!』
自衛隊の新基地建設とミサイル配備が急激にすすむ馬毛島、奄美、宮古島、石垣島、与那国島の現実と人びとのたたかい、沖縄の米軍と自衛隊の戦争計画について、私たちの取材映像を使って講演します。映画「One Shot One Kill」の海兵隊ブートキャンプの映像、沖縄での訓練の様子も交え、米海兵隊の訓練で、ヒトがどのように人を殺せる兵士に育てられているのかもお伝えします。
与那国島に戦車が持ち込まれた日の様子や避難訓練、「給付金を振り込むので、各自で生き延びてくれ。島を脱出してくれ」と話す与那国町長、石垣島にミサイルが搬入された日の様子、「ミサイルはこの世から消え失せろ、島は弥勒世(みるくゆー)の神様が守ってくれる」と訴えるおばぁの会・山里節子さん、宮古島での実弾射撃演習、検問の訓練で車両を止め、男性を組み伏せる自衛官など、この1年間に、与那国島、石垣島、宮古島で起こっていることをまとめた25分の映像もご覧いただきます。

②14:00『気候変動とたたかう先住民 -アメリカ、カナダ、アラスカ』
昨年10-11月と今年5-6月の2度にわたり、アメリカ、カナダの先住民を取材、7月にはアラスカへ行ってきました。私たちの取材映像を使って、講演します。
日本に暮らすアイヌ同様、北太平洋沿岸には、サケをとって暮らしてきた先住民がたくさんいます。
アメリカ・ワシントン州の20のトライブは、1974年に漁獲量の半分という巨大な権利を先住民の権利として取り戻しました。しかし、50年後の現在、あるトライブの川では、かつて数十万匹だったサケの遡上が、数千匹にまで激減。サケは冷水で育ちますが、水源の氷河が融け、水温は上がり、豪雨と洪水でサケの産卵床が押し流されています。彼らは今、地球規模の気候変動と真正面から闘っています。サケの遡上を阻む巨大なダムを撤去させ、川を守り、孵化事業と最新の科学でサケを守っています。
カナダ・ブリティッシュコロンビア州の先住民たちは、カナダ政府や警察に、網や船を壊されても、幾度逮捕されても、サケをとり続けることでその権利を守ってきました。原生林の伐採に対しても、国道を封鎖し闘ってきました。体をはって、サケと森を守っています。
アラスカでは、州政府にサケ漁を禁じられただけでなく、永久凍土が融け、食料とするシカやムースの移動経路が変わり、植生も変わり、文字通り、生存の危機に瀕しています。

主催

ドキュメンタリー映画を観る会、森の映画社


会場

シアターセブン
〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ5階
TEL:06-4862-7733
MAIL:info@theater-seven.com
WEB:http://www.theater-seven.com/