沖縄スパイ戦史
<アンコール上映>

2018年/日本/114分

監督三上智恵、大矢英代

公式サイトhttp://www.spy-senshi.com/

戦後70年以上語られなかった陸軍中野学校の「秘密戦」、 明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない――。 第二次世界大戦末期、米軍が上陸し、民間人を含む24万人余りが死亡した沖縄戦。第32軍・牛島満司令官が降伏する1945年6月23日までが「表の戦争」なら、北部ではゲリラ戦やスパイ戦など「裏の戦争」が続いた。作戦に動員され、故郷の山に籠って米兵たちを翻弄したのは、まだ10代半ばの少年たち。彼らを「護郷隊」として組織し、「秘密戦」のスキルを仕込んだのが日本軍の特務機関、あの「陸軍中野学校」出身のエリート青年将校たちだった。 1944年の晩夏、大本営が下した遊撃隊の編成命令を受け、42名の「陸軍中野学校」出身者が沖縄に渡った。ある者は偽名を使い、学校の教員として離島に配置された。身分を隠し、沖縄の各地に潜伏していた彼らの真の狙いとは。そして彼らがもたらした惨劇とは……。 「散れ」と囁くソメイヨシノ 「生きろ」と叫ぶカンヒザクラ 長期かつ緻密な取材で本作を作り上げたのは、二人のジャーナリスト。映画『標的の村』『戦場ぬ止み』『標的の島 風かたか』で現代の闘いを描き続ける三上智恵と、学生時代から八重山諸島の戦争被害の取材を続けてきた若き俊英、大矢英代。 少年ゲリラ兵、軍命による強制移住とマラリア地獄、やがて始まるスパイ虐殺……。戦後70年以上語られることのなかった「秘密戦」の数々が一本の線で繋がるとき、明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない。 映画は、まさに今、南西諸島で進められている自衛隊増強とミサイル基地配備、さらに日本軍の残滓を孕んだままの「自衛隊法」や「野外令」「特定秘密保護法」の危険性へと深く斬り込んでいく。

関連作品上映
三上智恵監督最新作
『戦雲 -いくさふむ-』
第七藝術劇場(同ビル6F)にて、3/16(土)より上映
詳細は→こちら
上映は終了しました
上映スケジュール
2024年
3/23(土)
13:40(~15:39)
3/24(日)~28(木) 15:00(~16:59)
3/29(金) 16:00(~17:59)
3/30(土)~4/5(金) 12:10(~14:09)
※4/5(金)で終了
WEBチケットについて
料金
一般1,600円
シニア1,300円
学生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引