大島渚監督、伝説の二作品が蘇る。
鮮烈かつ、鮮明に最後の大規模ロードショー
『戦場のメリークリスマス』
デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、内田裕也などの個性的なキャスティングで話題となり、配給収入10億円と大島渚監督最大のヒット作となった。本作で初めて映画音楽を手掛けた坂本龍一によるテーマ曲「Merry Christmas, Mr.Lawrence」は映画史上屈指の名曲として今なお愛され続けている。
『愛のコリーダ』
実際に起こった阿部定事件に基づき大胆な性描写で映画化。セックスの描き方にリアルさを追求し、映画での「本番行為」は芸術かエロスかを問いかけ、国内外に大きな波紋を巻き起こし裁判にまで発展した世紀の問題作。全面的な修復を経て、初のデジタル素材として公開決定。
2023年に大島渚作品が国立機関に収蔵される予定のため、両作品とも今回が最後の大規模ロードショーとなる。
戦場のメリークリスマス 4K修復版
※当館では2K上映となります
(1983年/日本・イギリス・ニュージーランド/123分)
大島渚監督、最大のヒット作。
戦闘シーンのない戦争映画、出演は全て男。
戦争の闇を容赦なく描く伝説の名作がついに4K化。
1942年戦時中のジャワ島、日本軍の俘虜収容所。収容所で起こった事件をきっかけに粗暴な日本軍軍曹ハラ(ビートたけし)と温厚なイギリス人捕虜ロレンス(トム・コンティ)が事件処理に奔走する。一方、ハラの上官で、規律を厳格に守る収容所所長で陸軍大尉のヨノイ(坂本龍一)はある日、収容所に連行されてきた反抗的で美しいイギリス人俘虜のセリアズ(デヴィッド・ボウイ)に心を奪われてしまう。クリスマスの日にハラは「ファーゼル・クリスマス」と叫んでロレンスとセリアズを釈放してしまう。それに激怒したヨノイは捕虜の全員を命じるのだが、周囲からの孤立を深める結果になり、葛藤に苦しむのだった。
出演:デヴィッド・ボウイ、トム・コンティ、坂本龍一、ビートたけし、ジャック・トンプソン、ジョニー大倉、内田裕也
監督・脚本:大島渚
原作:サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポスト「影の獄にて」
音楽:坂本龍一
愛のコリーダ 修復版
(1976年/日本・フランス/108分/R18+)
大島渚監督、最大の問題作。
阿部定事件に挑み“世界のオーシマ”へ。
アートかエロスか?
裁判にまで発展したその答えはいかに――
昭和11年。東京・中野の料亭「吉田屋」を舞台に、そこの主人である吉蔵と仲居の阿部定が出逢いたちまち惹かれあう。昼夜を問わず体を求めあう二人の愛はエスカレートし、やがてお互いの首を絞めて快感を味わうなど、危険な性戯におぼれていく。定は吉蔵の愛を独占したいと願うようになり、ある日、吉蔵を殺して自分だけのものにしようと包丁を手にした。
出演:松田英子、藤竜也、中島葵、松井康子、殿山泰司
監督・脚本:大島渚
上映スケジュール
2021年
8/14(土) | 11:35 | 戦場のメリークリスマス |
14:20 | 愛のコリーダ |
8/15(日) | 12:15 | 戦場のメリークリスマス |
14:55 | 愛のコリーダ |
8/16(月)~20(金) | 11:35 | 戦場のメリークリスマス |
14:20 | 愛のコリーダ |
8/21(土) | 15:10 | 戦場のメリークリスマス |
17:50 | 愛のコリーダ |
8/22(日) | 15:40 | 戦場のメリークリスマス |
18:20 | 愛のコリーダ |
8/23(月) | 15:10 | 戦場のメリークリスマス |
17:50 | 愛のコリーダ |
8/24(火) |
13:15 | 愛のコリーダ |
15:40 | 戦場のメリークリスマス |
8/25(水)~27(金) | 15:10 | 戦場のメリークリスマス |
17:50 | 愛のコリーダ |
8/28(土) | 休映 |
8/29(日) | 12:35 | 戦場のメリークリスマス |
8/30(月) | 12:35 | 愛のコリーダ |
8/31(火) | 12:35 | 戦場のメリークリスマス |
9/1(水) | 12:35 | 愛のコリーダ |
9/2(木) | 12:35 | 戦場のメリークリスマス |
9/3(金) | 12:35 | 愛のコリーダ |
※9/3(金)で終了予定 |
料金
※各作品別料金
※『愛のコリーダ』は18歳未満の方は入場できません
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,200円 |
学生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |