戦後80年 - 言葉を届け続ける 私が撮影を始めた1994年、ひめゆり学徒隊の生存者の皆さんは60代でした。戦争体験を語らない、いや、語れないまま戦後を生きてきたひめゆりの生存者の皆さん―――戦争で失くした友への想いを抱えながら戦後を生きてきた生存者たちは、60歳を迎える頃になってようやく、「体験を語り平和の大切さを次の世代に伝えることが、亡くなった学友への鎮魂になる」と考えるようになります。戦後40年余り経った1989年に、ひめゆり平和祈念資料館を建設、開館の5年後、偶然のことから、私はその体験を証言として記録することになったのです。 学徒隊の生存者の多くは、あの世に旅立たれました。しかしその体験を語った言葉は、今も映像に残り、普遍性を持っています。語られている内容は悲惨ですが、次の世代に伝えたいという彼女たちの想いは、あやまちを乗り越え未来を創っていく希望さえ感じさせるものです。 映画の公開から19年目。今年も、ひめゆりの生存者の言葉を届けていきます。 監督 柴田 昌平
2025年 7/19(土)・20(日) |
12:20(~14:35) |
7/21(月祝) | 11:00(~13:15) |
7/22(火)~25(金) | 11:50(~14:05) |
※7/25(金)で終了 |
一般 | 1,600円 |
シニア | 1,300円 |
学生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |