2020年 / 日本 / 146分 / R15+ / 配給 チッチオフィルム
監督井筒和幸
主題歌泉谷しげる 「春夏秋冬〜無頼バージョン」
出演松本利夫(EXILE)、柳ゆり菜、中村達也、ラサール石井、小木茂光、升毅、木下ほうか、清水伸、松角洋平、遠藤かおる、佐藤五郎、久場雄太、阿部亮平、火野蜂三、木幡竜、隆大介、三上寛、外波山文明、森本のぶ、中山晨輝、斎藤嘉樹
あぶれ者たちの群像劇を通して逆照射される、もう一つの昭和史 アウトサイダーを描き続けてきた井筒監督の真骨頂にして集大成 社会から頭を抑えつけられ、飢えや冷たい眼差しに晒されながらも、何にも頼らず、ただ己の内なる掟に従って、真っ直ぐに生きた一人の男。やがて彼は一家を構え、同じような境遇のはみ出し者たちを束ねて、命懸けの裏社会を駆け上がっていく──。衝撃の一般映画デビュー作『ガキ帝国』(81)から、『パッチギ!』(05)、『ヒーローショー』(10)、『黄金を抱いて翔べ』(12)など近年の話題作まで、さまざまなアウトサイダーたちの奮闘を一貫して描き続けてきた鬼才・井筒和幸監督。その8年ぶりとなる新作『無頼』は、貧困や出自ゆえ社会からはじき出されたあぶれ者たちが織りなす群像活劇だ。 主人公はいわば、誰もが“欲望の資本主義”を追いかけた戦後日本そのもの。敗戦直後の動乱期から所得倍増、奇跡の高度経済成長、政治の季節やオイルショック、さらにはバブルの狂騒と崩壊まで──。激しく変転を続けた昭和という時代のリアルな姿が、世間という“良識の監獄”の外側を生き抜いたヤクザ者たちの生き様を通し、いわば裏面から鮮やかに照らし出される。システムの外に置かれた無頼の徒たちをときに冷徹、ときに共感に満ちた視線で描き続けてきた井筒監督の、真骨頂にして集大成。実際の事件、社会風俗などがふんだんに盛り込まれた、もう一つの戦後史と言ってもいい。 正義を語るな、無頼を生きろ。 太平洋戦争に敗れ、貧困と無秩序の中にいた日本人は、焼け跡から立ち上がり(理想の時代)、高度経済成長の下で所得倍増を追い(夢の時代)、バブル崩壊まで欲望のままに生き(虚構の時代)、そして、昭和が去ると共に、その勢いを止めた。その片隅に、何にも頼ることなく、一人で飢えや汚辱と闘い、世間のまなざしに抗い続けた“無頼の徒”がいた。やがて男は一家を構え、はみだし者たちを束ねて、命懸けの裏社会を生き抜いていく……。過ぎ去った無頼の日々が今、蘇える。正義を語るな、無頼を生きろ!
1/16(土)~22(金) | 11:00 |
1/23(土) | 休映 |
1/24(日) | 17:25 |
1/25(月)~28(木) | 11:30 |
1/29(金) | 休映 |
1/30(土) | 休映 |
1/31(土)~2/3(水) | 16:05 |
2/4(木) | 休映 |
2/5(金) | 16:05 |
2/5(金)で終了予定 |
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,100円 |
専門・大学生 | 1,500円 |
高校生 | 1,000円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |