1984年(デジタルリマスター:2023年)/日本/145分
スタッフ姫田忠義、小泉修吉、伊藤碩男、澤幡正範、中川邦彦、鈴木正義、西別府出、田口洋美、小原信之、山本則子、伊東琴、千葉寛、堀田泰寛、渕上拳
山に寄り添う生活をまるごと残そうとした、記録映画の金字塔 ケモノの狩り、川魚の漁、山菜やキノコの採集、田畑の耕作…… ダムに沈むまで、ここには山に生かされた日本人のくらしのすべてがあった- 新潟県の北部、朝日連峰の懐深くに位置する奥三面(おくみおもて)。人々は山にとりつき、山の恵みを受けて暮らしつづけてきた。冬、深い雪におおわれた山では、ウサギなどの小動物、そして熊を狩る。春には山菜採りが始まる。特に家族総出のゼンマイ採りは、戦争とよばれるほど忙しい。そして慶長2年(1597年)の記録が残る古い田での田植え。奥三面は縄文時代から人の住む歴史の古い村でもある。夏は、かつて焼畑の季節だった。川では仕掛けやヤスでサケ・マス・イワナを捕らえる。秋には、木の実やキノコ採り。そして仕掛けや鉄砲による熊狩りが行われる。 「山、山、山……。幾多の恩恵、心の支え……山しかねぇな、山の暮らししかねぇなぁ」と、ある村人は言う。人々は3万haに及ぶ広大な山地をくまなく利用して生きてきた。 その奥三面がダムの底に沈むー ー 記録スタッフは、ダム建設による閉村を前に、一軒の家と畑を借り、山の四季に見事に対応した奥三面の生活を追いはじめた。
2024年 8/10(土)~12(月祝) |
10:30(~13:00) |
8/13(火)~16(金) | 11:50(~14:20) |
8/17(土)~23(金) | 11:20(~13:50) |
※8/23(金)で終了 |
一般 | 1,900円 |
シニア | 1,300円 |
学生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |