なぜこの土地に、これほど心が騒ぐのか? はるか昔、大地が引き裂かれることで誕生した巨大なくぼ地、諏訪盆地。 ここでは古来、鹿を贄とする祭礼が行われてきた。 それを伝えてきたのは全国に1万社ある諏訪神社の総本社、諏訪大社。 この地域の人たちにとって、鹿とはどんな存在なのか? 答えを求めて、600年前に途絶えた謎の「御室神事」の芸能を再現する。 それは凍てつく冬、3ヵ月間にわたって行われていたという。 半地下の穴蔵に籠って、鹿の贄を食し、豊穣を願う芸能を奉納していたのだ。 わずかな史料を手掛かりに、神事を司っていた生き神・大祝(おおほうり)、神の使いとされた 少年たちの存在と、正体を明らかにする。 時空を超えてよみがえったのは、穀物と動物の命を重ねる、他に類を見ないいのちへの眼差し。 春が巡り来ると、神前に75頭の鹿が捧げられた。 今でも猟師は、鹿の肉を捧げに諏訪大社にやって来る。そこで手にする一枚の札――、 仕留めた鹿を贄とし、それを人が食すことで鹿が生きる 太古の昔から諏訪の地を支配してきた自然信仰「ミシャグジ」、そして神と仏たち。 それらが盆地の中で重なり混じりあうことで形作られた独特の世界が、今もある。
上映期間 2025年月日 |
毎週土・月・水・金曜は【バリアフリー日本語字幕版】での上映 | |
2025年 4/19(土) |
10:20(~12:03) |
4/20(日) | 11:30(~13:13) |
4/21(月)~25(金) | 12:00(~13:43) |
4/26(土)~29(火祝) | 17:30(~19:13) |
4/30(水)~5/2(金) | 14:40(~16:23) |
以降続映 |
一般 | 1,900円 |
シニア | 1,300円 |
学生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |