画家 富山妙子と2本のドキュメンタリー映画
『自由光州 ー1980年 5月ー』
『はじけ鳳仙花 ーわが筑豊 わが朝鮮ー』

※2本立て上映

公式サイトhttps://koshu-hosenka.com/

国を超え、時を超えて、私たちの「今」に問いかける。 没後3年、今世界が注目する画家富山妙子。1980年代に画家と映画人が作り上げたドキュメンタリー映画があった。 40数年が過ぎ、HDデジタルリマスター版でよみがえる。監督は土本典昭と前田勝弘、音楽は高橋悠治。

自由光州—1980年5月—
監督 前田勝弘/1981年/25分/日本
1980年5月。戒厳令を敷いた全斗煥政権による激しい民衆弾圧によって起こった光州事件。
富山と前田は「ここを素通りしてはならない」という純朴な思いから、リアルなニュース映像と、富山の版画で弾圧と犠牲の本質を訴えるストレートな抵抗映画をつくりあげた。
「世界は誰かが変えてくれるのではない。あなたの行動でしか世界は変わらない。」
この短編はそう伝えている。
構成・編集:前田勝弘/画:富山妙子/詩:芝充世/朗読:伊藤惣一・神保共子・鄭敬謨/音楽:高橋悠治/製作:小松原時夫/撮影:小林達比古/助監督:杉本信昭/制作:幻燈社、火種プロ
はじけ鳳仙花—わが筑豊わが朝鮮—
監督 土本典昭/1984年/48分/日本
富山には「アジア人として、女として、美の周縁から出発する」という信念があった。
特に朝鮮半島の人々へ向けた眼差しがある。一方、土本は水俣病による絶望的な現実と、それでも生きていこうとする人々の力をすくい上げようとした。そんな土本にとって、富山が持つ「暗いリトグラフと美しい世界の両立」に迫ることは、必然だったに違いない。
それは「同志」である二人の表現に対する真摯な追究の姿でもある。
構成・編集:土本典昭/製作:重松良周・前田勝弘/原案・絵・詩:富山妙子/音楽・演奏:高橋悠治・三宅榛名/語り:李礼仙/撮影:清水良雄/スチール:本橋成一/制作:幻燈社
トークショー
6/21(土) 12:00の回上映後トークショー予定
テーマ「富山妙子の魅力ーカリフォルニア大学サンタバーバラ校でのシンポジウムを踏まえてー」
<登壇者>
小松原時夫 さん(本作配給/プロデューサー)
<ゲスト>
レベッカ・ジェニスン さん(京都精華大学 名誉教授)
上映は終了しました
上映期間
2025年6/21(土)〜27(金)
上映スケジュール
2025年
6/21(土)~25(水)
12:00(~13:18)
6/26(木) 11:20(~12:38)
6/27(金) 12:00(~13:18)
※6/27(金)で終了
WEBチケットについて
料金
一般1,900円
シニア1,300円
学生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引