3人の新鋭監督が織りなす、上映時間が終わろうと観客を現実へと帰さない《終点なき映画》……
魅惑の嘘(フィクション)に満ちた怪作・野心作を一挙公開!
Sappy
(2022年/日本/92分)
風俗嬢を乗せた送迎車が、夜の東京を走っている。運転手である《主人公》(猪征大)は、車窓を流れる自分以外の人間を「連中」と呼んで見下している。自分は彼らとは違う。なぜなら、小説を書いているから……。
交際相手からは才能を否定され、フラれてしまう。出版社からもまるで相手にされない。唯一「連中」とは違うと思っている風俗嬢(川上明莉)との交流が、《主人公》を尚も小説執筆に向かわせる。
ある日、執筆場所の一つにしているカフェで、旧友・小林(結城あすま)と再会する。小林は、新作が芥川賞候補にもなる売れっ子小説家である。最初は再会を喜べなかった《主人公》だが、小林に助言を求め、導かれるようになる。常に刺激を求める型破りな性格の小林から、さらにある“計画”を提案される。風俗嬢とともに計画を実行しようとする《主人公》の現実と妄想が入り乱れる……。
出演:猪征大、結城あすま、川上明莉、犬童みる、土屋土、藤田晃輔、橘舞衣、吉田憲明
監督:上田修生
女
(2024年/日本/60分)
大学生の頃から交際を続けている悟とミサ。悟はミサにプロポーズをしようと企んでいた。
ある日、彼は地元の旧友3人と飲み会を開くことになる。その席の流れで付き合っているミサの写真を見せることに。写真を見た親友の一人が口を開く「4年前まで、この子と付き合っていた」。もう一人の方も4 年前まで全く同じ人物と関係があったと言う。しかも悟がミサと付き合っている時期と被っている。
しかし、一人は大阪、一人は千葉の田舎、そして悟は東京。地理的に移動できる距離ではない。では、この名前と容姿が瓜二つの4年前の女は誰なのか?
捉え所のない不信感が、悟とミサの生活を侵食していく……。
出演:小西有也、大宮乃もも、大友爽太郎、平野健介、みやたに、うつみ敦士、馬場崎理子、橋爪千真、桜井晴、
村上彩人
監督:北野陽太
フィクティシャス・ポイント
(2024年/日本/68分)
「ひとたび筆を走らせれば、誰かの人生が始まる」
久坂部碧は、ある幻影に囚われていた。光に溢れた教室、その窓辺で本を読む青年、「漣聖司」と書かれた檸檬色の栞。どれも身に覚えがない。しかし碧は突如として、彼と架空犯罪調査局を巡る連続殺人に巻き込まれる。現実と虚構の狭間で事件は瞬く間にエスカレートしていき、やがて一つの真実に辿りつく。
人智を超えた旅路の果てに何が待ち受けているのか。
鍵を握るのは、謎の言葉「フィクティシャス・ポイント」。
出演:両羽ももか、五十嵐諒、志生、篠原功、坂城日日、佐倉瑠衣、島袋明希子、小澤うい、櫻庭ひなの、秋田ようこ、ワキリント、石河穣司、藤本タケ、藤原未砂希、藤原絵里、篠原寛作、山下ケイジ
監督:服部正和
舞台挨拶
8/2(土)17:00の回『フィクティシャス・ポイント』上映後
両羽ももかさん、服部正和監督
8/3(日)17:40の回『女』上映後
平野健介さん、北野陽太 監督
8/6(水)19:20の回『Sappy』上映後
※諸般の事情により、8/6(水)の舞台挨拶は中止とさせていただきます。大変申し訳ございません。
上映のみとなりますので、ご了承ください。
上映は終了しました
上映期間
2025年8/2(土)〜8/8(金) |
上映スケジュール
2025年
8/2(土) |
17:00~18:13 |
フィクティシャス・ポイント |
8/3(日) |
17:00~18:05 |
女 |
8/4(月) |
19:20~20:57 |
Sappy |
8/5(火) |
19:20~20:33 |
フィクティシャス・ポイント |
8/6(水) |
19:20~20:57 |
Sappy |
8/7(木) |
19:20~20:25 |
女 |
8/8(金) |
19:20~20:33 |
フィクティシャス・ポイント |
※8/8(金)で終了 |